農産物直売所TOP > 農産物直売所の始め方・開業、出店方法
農家の方で、自分も農産物直売所をやってみたいと思っている人もいると思います。
ここでは自宅や畑の敷地などでのはじめ方から、農協(JA)や道の駅などに出店する方法などをご紹介いたします。
さて、農家の方が自宅の敷地内や畑の敷地内で野菜を直売したい場合にはこのサイトの個人農産物直売所の実例のページが参考になると思います。
形態の一つは簡単な棚と雨よけの屋根をつけて、その棚に野菜を並べて値段の札をつけて、お金は鍵がかかった金属の箱や
簡単には持ち去れない工夫をしたコインケースなどを設置する無人農産物直売所です。
但し、これはお客さんとの信頼関係で成り立つものですが、お金を入れずに持ち去る人もいる事は事実です。
また、無人販売の場合、野ざらしでは雨や風など天候によっては野菜が衛生的でなくなるので必ず屋根は必要です。
もし、野菜の持ち去りが心配ならば、コインロッカー式の自動販売機を設置する方法もあります。
これは最初に少し経費がかかりますが、野菜の持ち去りがなくなりますので長年の間に元はとれるかもしれませんし、
持ち去りに悩む事がなくなりますので精神衛生的に良いと思います。
コインロッカー式の自動販売機を設置する場合でも、ロッカー全体に屋根を付けるなどしないと、
機械が故障しやすくなるので必ず屋根はつける事をお勧めします。
このように比較的簡単に開業できる無人農産物直売所ですが、許可や届出は何か必要なのでしょうか。
野菜などをそのまま自宅の敷地内や畑の敷地内で販売する事には、許可や届出は必要ありません。
しかし、例えば野菜を加工して漬物にしたり、梅ではなく梅干を販売したり、いちごではなくいちごジャムなど、
加工されたものは、管轄の保健所の許可が必要ですので、
加工品を販売する場合には管轄の保健所に問い合わせててください。
また、営業となりますので当然そこからの収入は納税義務が生じます。
農家ならば毎年、確定申告をすると思いますのでそれにあわせて申告すれば問題はないと思います。
それでは、道の駅などのような大きな農産物直売所に出店するにはどうしたらよいでしょうか。
もし、近くにそのような農産物直売所がある場合にはそこの運営主体は誰なのかを調べてみる事です。
その農産物直売所に出向いて話を聞いてみるとすぐにわかりますので、あとはその運営者に出店したい旨を打診してみます。
また、道の駅などは地域の農協(JA)が運営主体になっている事が多いので所属する農協で聞いてみる事もお勧めします。
道の駅、農協(JA)、コインロッカー式自動販売機などの参考サイトをご紹介します。